2013年10月5日土曜日

平戸からハウステンボスへゆく-長崎旅行3日目-

「おはよう」、生まれたての今日の太陽!!



今日は平戸を散策した後、佐世保バーガーを仕入れてハウステンボスへ向かうのだ。
時間が許せば、佐世保の"南風崎駅(はえのさきえき)"も・・・。






朝ご飯はビュッフェ。
Goed、背後に見事なタペストリーを従えて、まるで王様気取り。
モリモリ食べます、納豆をメインに。


朝の一杯。
スーパーやコンビニでよく見た飲み物。
きっと長崎のソウルドリンクではと、推察。私も飲んでみなくっちゃ。
どちらも、うすーいヤクルトみたいな味でございました。

青い"クールソフト"は佐世保のブランド。
ピンクの"フルーツサワー"は、あの"愛のスコール"の会社、つまり宮崎のブランドでした。


元気モリモリになったところで、平戸散策へ繰り出しましょ。
まずは、"平戸オランダ商館"へ。

実は、オランダ商館は元々、出島以前はここ平戸にあったのだ。
1609年から33年間、出島とは違い、オランダ人達は比較的自由な暮らしができたそうで、平戸の人々とも 交流があったそうな。



当時の平戸を描いた絵があり、そのタイトルはオランダ語で、
「De logie op FIRANDO」
つまり、平戸の館。





実際に荷揚げをするロープが下がっていて、先人の知恵を学ぶ私。




鎖国政策の下、混血児はオランダ領バタヴィア(現ジャカルタ)に追放された。
故郷を想う手紙なども展示されている。




右の女性は1600年代を生きたコルネリアさん。
商館長を父に平戸の女性を母に持つ混血児。
バタヴィアの孤児院で養育されたものの、裕福なオランダ人と結婚、10人の子供を持ち幸せな人生。しかし、彼女の人生は旦那の死去と共に、再婚相手と法廷での闘いの日々を続けることになる。オランダで死す。

異国の地で異国の言葉を操り人生を激しく生き抜いた女性。
グラバー園で出会った"喜波貞子"さん然り、異国で逞しく生きる女性に興味がそそられる。


オランダ商館と村とを仕切る境界線として、脇には、オランダ塀と呼ばれる石垣と石の階段が残る。
当時のままのようだ。








他にも
← オランダ井戸
オランダ埠頭 →

オランダ国旗をはためかせ灯台のあった"常磴の鼻"など、オランダゆかりの旧跡を見ることができた。



 平戸の城下町を歩いてみる。
そうです、平戸には平戸城があるのです。



先ほどオランダ商館で見た絵にもあった平戸の綴り、"FIRANDO"を使ったマークがあちこちで見られる。





町のあちらこちらに、オランダ国旗色のポンポン飾り。
電燈には、帆船のオブジェ。
自動販売機も町の色に合わせて茶色でコーディネート。



オランダ商館通りには、なぜかイギリス国旗。

実は平戸には英国商館というのもあったらしく、そちらの歴史も大事にしたいということらしい。


あご(飛び魚)が干されています。
それに釣られてお店の中に入りまして。

あごやら干物やら塩辛やらをクール便でお願いしまして。




南日本新聞がありまして。
昨夜は、土谷棚田火祭りがあったのだとか。
目を奪われてしまいました。

はたまたハウステンボスは、花火大会だったそうな。

確かに昨日の反対車線、ハウステンボス方面は鳥肌モノの渋滞だったもんね。
Satocchi、ちゃんとこれを考えて、ハウステンボスの日を外したんだって、エライ!!



ホテル目指して帰ります。
しかしあちーのなんのって。

ホテル前の防波堤で、Goedにスマイル戴いて、いざ、ザビエル教会へGo。




それにしても、さすが長崎だよね。
県内には立派な教会がいくつもあるもん。


さて、この教会を下ったところにはお寺さんがあるのです。

お寺さんの脇道から上を見上げると、お寺と教会が同時に見え、日本文化と西洋文化が両立する珍しくもあり順応な土地だということがわかります。

"寺院と教会の見える道"なのです。




Goedさん、キリスト教と仏教の神様に挟まれつつ、パパから説教まで喰らい、神妙な趣きです・・・。









だからこそかな、説教後はいい笑顔、出ました。


戻る道すがら、密かに私が気になっていた看板を、Satocchiも気にしてくれていました。
「akkoちゃんが好きそうなお店だね。」


ヤッタ、ちっちゃくガッツポーズ♪

入ってみましょ、コンニチハー♪





あー、涼しい。
そしてコーヒーの良き香り。

癒されますわぁ。


take out用にゲットしたこちらのふたつ。
家族3人でシェアしたら、アッという間になくなりました。



「おいしぃなー!!」」
近頃のGoedの口癖、そのまんまお借りします。


2歳3ヶ月の幼児が、そんな旨そうにコーヒーを飲まないでくれ!!




次はですね、平戸の珍しい御菓子。
"カスドース"、コレ、買いにいきます。
ポルトガル伝来で、カステラを更にひと手間加えて、旨く甘くしたものです。

日持ちがしないから残念でもあり当然でもあるけれど、もっと食べたかったよぉ。







次はですね、そうですね、お昼御飯です。
いよいよ、飛魚だしの平戸チャンポンと飛魚だしラーメンを目当てに、蕎麦屋の"富喜"さんです。

駐車場を案内してくれたかわいい若女将、
Mちゃん。

ただ今お店へと誘導してくれています。

二人は意気投合。






ラーメンもちゃんぽんも、
飛魚出汁のせいか、すごくコクがありつつしつこくない。
つまり、造られた旨味がないってことかな。




最後はお店の前で、Mちゃん若女将と女将と一緒に、ハイ、チーズ!!

違うかも・・・。
大将はおじいさんだったから、Mちゃんは、若若女将なのかも?!
帰りも車まで送ってくれて。
奥さんが、「まるで親戚のおうちに遊びに来たような感じですよね」って言ってくれた。

そういうことで、また伺わせもらいますね、その時は、「おかえりー」って、お願いします。

いよいよ平戸大橋を渡ります。

昨夜渡った時は、平戸ってどんなところだろうとワクワクさんだったのに。




今や、いいとこだった、いや待てよ、こんな短時間で平戸を知ったようなこと言っちゃいかんなと、また来たい気持ちいっぱいで渡っております。


さて。
佐世保のハンバーガー情報が入ってきております。

情報源は、兄嫁の兄嫁、佐世保出身のSさんです。
「佐世保バーガー、一番美味しいのは"HIKARI"だよ」とのこと。
ならば、HIKARIに行くっきゃない。

40分待ち。

兄嫁Junkoちゃん、そのまさかのまさかです。
待ちましたわよー、折角来たんだものー。
40分位屁のカッパでございます。

待った甲斐があったというものです。
これが、実に旨い!!
ハンバーガーに、旨いもまずいもあるのかなって、実は私も半信半疑の想いはありましたが、間違いなく、旨いのだ!!

バンズも、肉も、やっぱりソースかな、それに具材すべて分厚いからか、あらら、全部だねぇ。

しかもすっかり冷めてしまったにもかかわらずだよ。


ハウステンボス到着予定時間がどんどんずれ込んでおります。
でも。
どうしても、"南風崎駅"には行きたくて・・・。
Satocchiもそのことはわかってくれて、連れて行ってくれました。







敗戦後、中国や南方からやっとの思いで引き揚げてきた引揚者達の船は、佐世保の港に着き、引揚者達は南風崎駅まで歩いてきて、故郷へと帰る汽車に乗り込むのであった。

引揚者の総数は629万人。
佐世保港への引揚者は約140万人。

私の父も、母と兄弟二人と共に、5歳で満州から引き揚げてきた一人。
敗戦後の満州では、中国人に石を投げられることもあったと父は言っていた。
過酷な玄界灘の船旅は、まだ2歳の弟の片目を、栄養失調で低下させたほど。
祖母は、山梨にある夫の実家へ、男の子3人を連れてやっとの思いで帰ったという。
命からがら帰りついたものの、決して喜ばれはしなかったという。

この話はよく聞かされはしていたものの、今自分が嫁となり、やんちゃ盛りのGoedを育てるようになって、話の大変さが身に沁みる。

祖母がどんな想いでこの駅に立ったのか。

"弟"である叔父に、南風崎駅の写真を何枚か送った。
「Goedがホームにたたずむ風景は、自分には記憶がないが、こんな風に日本への第一歩を踏み出したのかなと思った」
と、叔父が言ってくれました。




こんな幸せな気持ちで、南風崎駅のホームで電車を見ることのできる、そんな幸せな時代がやってきました。

いつまでも、平和な時代が続くよう、願って止まない。


一駅向こうはハウステンボス駅・・・。
平和な幸せを噛みしめて、向かおうね。



時々、ドイツのロマンティック街道沿いに立つ道標さながらの、オランダカラーの道標が気になってた。

しかもハウステンボス近くで走る車の中から偶然撮影した道標は、わぉ!!

「平戸55.5km ⇔ 55.5km長崎」



ハウステンボス前で、車を降りてよく見てみると、
ポールに、"オランダ街道"って書かれているではないか?!

調べてみると、長崎市を、西海市と佐世保経由で平戸を結ぶルートを
"オランダ街道"と命名したんだって。

おや?!

では、私が選んだ旅のルートは、まるっきり「オランダ街道をゆく」ってことだったのね?!



"ハウステンボス町"?!
しかも、その英語表記は、"HUIS TEN BOSCH STAD"?!
まるっきりオランダ語やーん?!
"stad"って、オランダ語で"町"ってことだしね。




明日の長崎空港への移動手段は船となるので、長崎市で借りたレンタカーは、ハウステンボスで乗り捨て。

指定のガソリンスタンドでガソリン満タン!!



ハウステンボスに入場♪

まずはトヨタレンタカーへ。
車を返却。



2日間お世話になりました。

車の中の冷房にどんなに癒されたことか?!

快適ドライブでございました。




本日のお宿"ホテルアムステルダム"にチェックイン。
パパはチェックイン、Goedは豪華な階段で遊ぶ。



ゴージャスな雰囲気のお宿。
うれしいな~。

こんな体験、
そうそうできないよ、Goedくん。


ホテルステイ、思いっきり楽しもうね!!



ホテルのロゴマーク、アムステルダムということで、ちゃんとAmsterdamの印、"×××"が入ってたよ。






ホテルの目の前がスタッドハウス(市庁舎)。

ハウステンボスは、オランダ政府の協力や助言のもとに、オランダに実在する建物を忠実に再現する方法で造られているそうだ。

だからかぁ。

このスタッドハウスはゴーダのスタッドハウスだね?!(右の写真は私がゴーダで撮影したスタッドハウス)




そしてこのドムトールンは、ユトレヒトのドム塔だね?!



展望室へ上がってみると、案外きれいな夜景。







夜ご飯は"トルコライス"。
もっとド派手なトルコライスを、今度は食べてみたいね~。




お土産も買い込み始めます。
チューリップの球根は色々あって期待通り!!
寒くなったら植えるよ、いくつか我が家へ持ってかえろっと。


実は、私達、20時50分からの"3Dプロジェクションマッピング"に照準を合わせてます。

スタッドハウス前に行ってみよう!!
始まるよ~!!





スタッドハウスの壁が、
ボコボコしたり、ドラゴンが出現したり、
そして最後は、

sponsered by
"H.I.S."!!






まだまだホテルに帰りたくない私達・・・。
跳ね橋と風車のライトアップ、見に行きますか?!

パチリ!! からの、 パチン!!

写真を撮った途端に照明が落ちました・・・。

これをラッキーというのでしょうか?!
早く寝なさいというお告げなのでしょうか?!




今宵も3人で一杯ひっかけます。
そして、Satocchi、特製のトリプルベッドを組み立てて。

おやすみなさい。

明日は最終日。




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